ロックンロール・ジプシーズ 京都磔磔2023.11.04ライブ

音楽〜1枚のレコードから

今年の春にリリースされた新作を引っさげてツアーに出るも、なぜか私の地元の京都には立ち寄ってくれず、リリース後、半年経過してからようやく磔磔でライブをやってくれました!

結論から書くと、今年観たライブの中では1番と言ってもいいぐらいに良かったです。

座席も1列目中央で遮るものは何も無しでノンストレス。

メンバーの演奏、表情を目の前で拝ませていただいた!そんな感じの神席でした。

最近のライブ観戦は、日本武道館や大阪フェスティバルホール、ロームシアター京都、EXシアター六本木だったせいもあり、やはり目の前で見るライブハウスの醍醐味、その臨場感には敵いません。

自分自身もホールのライブより、自宅からも近い距離にある磔磔で観るライブの方が慣れているせいもあり、やはりこちらの方が断然に居心地がいい。

ライブハウスは、座席が指定じゃない時や、オールスタンディングの場合もあるけど、今回のジプシーズは座席ありで、たまたま前列の中央が空いていただけ(笑)。整理番号順に入場するんですが、みなさん遠慮の塊なのね(笑)整理番号37番で神席にありつきました。ライブはやはり前方で見る方が演者さんの息遣いを感じれていいのにね。

まあライブを俯瞰して観るのも楽しいけれど、自分自身はギターを弾くこともあり、指の動きを間近で見たいんですよね。

 

セット内容は新作を基準に、過去作品とルースターズの曲をやりつつ20曲で終了。

ほんと、何も語らない花田裕之さんは潔いというより無口な人なんです(笑)

ただ黙々と演奏し続ける人です。

そういえば山崎まさよしが演奏せずに、MCだけで1公演を済ませようとしていましたが、ジプシーズには無理な話です(笑)なんせ喋れないですから(笑)

ほんと口説いけれどMCはゼロでした。「ベース市川勝也」しか言ってません。

だからと言って他のメンバーの紹介はなかったですし、曲の紹介もなしです。

トータル時間は1時間45分ぐらいか。1時間半以上はあった感じでしたが、MCを入れるバンドなら2時間は超えるライブだったと思います。スライダーズにしろジプシーズにしろ、MCがほとんどないから終わりも早く感じるんですよね。

けどスライダーズの方が、まだ少しは話しますよ(笑)花田さんは本当に一切喋らないです。

CD買ってとか、Tシャツ(物販)買ってとかもないなあ。

ちょっとぐらい、そういう会話も期待するんですが皆無でした。

ちなみに物販も少しありましたが、数種類のTシャツがあったぐらいかな。売る気も感じられないスタッフさんの態度でした(笑)

オーディエンスもそうですが、メンバーの名前を呼ぶこともなく、

あ、というか、そういう間すら無いライブなんですよ。曲間もあまり無いからなあ。いい意味で畳み掛けるように、次々に演奏する感じです。

 

全てが仏頂面な感じがジプシーズらしくて、そんな彼等のライブは居心地も良く、ほんと時間があえば必ず観に行くようにしています。

花田、下山のギターは格好よく、下山さんのテクニシャンぶりに酔い、シンプルに335のギターを奏でる花田さん。言わずもがななドラマー池畑さんに、図太いベースの市川さん。とにかくシンプルで格好いい!

彼等のサウンドの根底にあるのが、オールドなロックンロールナンバーと、80年代に席巻したニューウェーブが織り混ざっている。勿論パンクなテイストも通過している。

スライダーズはストーンズ的なロックとブルースが軸にあり、それら普遍的な要素のみで進んでいる。それに対し、ジプシーズの新作を聴くと、ロックテイストで進みつつ、時折、ポップな80年代ニューウェーブ要素が未だに混在し、その時代にリアルタイムで生きてきた自分にとっては面白さと懐かしさと、古臭さが混在していて、いい意味での外しがあっていいのである。

下山さんのストラトにはパブリックイメージリミテッドのステッカーが貼られている。ほんとこの辺りのサウンドが好きなんだろなと思わせられる。

思い起こせば、ルースターズもオールドなロックナンバーをカバーしたデビュー作から、後期はバリバリのニューウェーブサウンドに傾倒していったし、意外と音楽的な振り幅は広いのである。ルースターズを最後まで全うした花田さんの音楽の歴史がそこにあるような気がする。

 

話は変わるが、花田さんは定期的にソロでアコースティックライブを行っている。

上の写真は2023.10.14に阿佐ヶ谷にある「harness」で行われたライブ。

会場は20名程度でかなり距離感が近いです。

演者さん用の楽屋もないので、リハが終わると近場の居酒屋で時間を潰しているようです(笑)

なので終始、酔っ払っている花田さんを体感できます(笑)

ライブ終演後もどこかに消えていき、客がはけた頃に戻って来られました。

ちなみにこの写真は、関係者だけに少しギターを弾いてみせた瞬間の写真です。

普段の花田さんを感じられる瞬間でしたし、少し酔ってもおられましたが、お話はしっかりしてもらえました。

ルースターズのファーストと、ジプシーズの新作にサインしてもらいました(笑)

で、やはりこの時の花田さんと、今夜の花田さんでは全然違います。

気合いはいつも無いような気はしますが、演奏する内容やバンドの時とは気持ちの入れ方が少し違う

んやろうなあと思います。

今夜のジプシーズの1曲目の演奏を聴いた瞬間から、harnessの時と違うやん!って思ってしまいました(笑)

 

冒頭にも書きましたが、本当に良いライブで今年の1、2を争うライブでした!

また来てくださいね!

 

 

ひろさん

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