夏になると車に乗るのが億劫になってきた。
そうイタリアの車に乗るようになってから。エアコンがイマイチ効かないのだ。
2012年式のジュリエッタを買ったのが、2019年の12月でした。
冬場に購入したため、エアコンのチェックもイマイチできず、夏を迎えないとクーラーが効いているのかどうか不明であった。
事前の情報では、この年式ぐらいのアルファロメオならエアコンも十分に効くような事が書かれていた。
前の車が1996年式のボルボ940であったが、寒いくらいによく効いたのだ。
ただし停車中は何故かガソリン臭がするという謎の症状があったっけ。
けれど効かないよりマシなのでその状態で乗っていた。
さて今回のジュリエッタなのだが、2020年の夏場はそれなりに効いていた。
しかし停車中は効きがちょっと弱いかな?という程度だった。
走行中はそれなりに効く感じか。
しかし2021年あたりから、こりゃ何か施さないと…てな感じで夏が終わり、2022年の6月にエアコンをかけると、熱風が出てくるという異常事態に陥った。
主治医に診せると、ガス関係ではない模様。
テスターを当てると、おそらくセンサーの一部が怪しいとの事で交換してもらった。
修理費用も3万円程度だったんで、とりあえずこれで乗り切ればと思い修理に出した。
乗ってすぐに、
「あ!エアコン効いてる!」と思えたのでヨシとした。
しかし国産車のような、即、効く感じではなく、だんだん効いてきているという表現が相応しい利き方だった。
イタ車なんてそんなもんだろうという結論に至り、その夏を越すことができた。
2023年の1月に車検を通した。特に問題になるような箇所もなかったので、消耗箇所の交換などで20万円ちょいで済んだ。
一部オイルに滲みがあったようだが、重篤な感じでもないので様子見にした。
で、機嫌よく帰宅しようと車を走らせエアコンのスイッチを押すと、風が出ないではないか!
何度やっても、何度やっても出ない…
確かに車検に出す前は出ていたのだ。ガッツリと。
それが車検から帰ってきたら出ていない…
車検で何かあったのか勘繰るものの、どういった経緯でこうなったのか不明とのこと。
こちらとしては車検で不具合が起こったと押し通したいが、確かにエアコンフィルターを交換しているだけで、エアコンそのものを弄った感じではないようだ。
長年の付き合いもあるし、その辺りは信用もしているので、取り敢えず症状を再度診てもらい見積もりを取ることにした。
結論をいうとブロアモーターが回っておらず全交換とのこと。
で、フラップモーターにも異常が出ているようだ。
フラップモーターはジュリエッタあるあるな症状らしいが、ブロアモーターは珍しいようだ。
これらの部品自体は高価なものでは無いようだが、整備性の悪いジュリエッタ、ダッシュボードを外しての作業になるらしく、交換と工賃で30万円はいくとのことだった。
もう悩みましたね。廃車にするか売り飛ばそうか悩みました。
夏場まではエアコンなしで乗って、そこからどうするか考えようかと思いました。
しかし車を買う、欲しい車がない…そんな気分だった。
そんな状態で乗り換えるのってどう?自問自答しながら、取り敢えずセカンドオピニオンを受ける目的でアルファロメオのディーラーで見てもらうことにした。
症状は至って単純で、エアコンの風が出ないということ。
説明はそれしかしていない。
そして車を預けて翌日に電話がディーラーから鳴った。
「あの〜、あれから早速エアコンを着けたのですが、普通に風が出ましたよ。しっかり効いていますし。」
んんん?どういうコト?
「取り敢えず1週間預かって、毎日エアコンの風が出るかチェックをしてみます。これで風が出続けた場合は、そのままお返しする事にしましょう。」
という事で、1週間様子を見て、何事もなく風が出続けたのでそのまま修理する事なく帰ってきました。
イタ車あるあるなのかも知れないけれど、風が出なくなって修理を即断していたら30万円が飛んでいました。
で、今年も暑い夏ですが、エアコンの風は機嫌よく出ております。
走行中は冷たい風が吹きますが、停車中は時々ぬるい風が出ることもあります。
まあ許容範囲内という事で様子を見ております。
イタ車って、生物というか生き物というか、完璧な国産車に比べると苦労はそれなりです。
けどやはり乗っていて運転していてダントツに楽しい。
これって大事ですよね。
それより、赤色な車体のせいで屋根を中心に色褪せがひどい状態。
ボンネットは2年前に塗っているんで問題ないんですが、その他の箇所ではクリア剥げが酷くなってきた。
赤いイタ車に憧れて、そのデザインに魅了されて買ったアルファロメオ・ジュリエッタ。
色々問題もあるんだけれど、どこまで乗り続けるのか悩ましい。
次に欲しいの、無いねんなあ。
コメント