目覚めは悪くなかった。
むしろ昨日の方が悪かったか。
今日の予定はそれなりに決まっていたし、特段ヒマを弄ぶ感じはなかった。
仕事で、会社で、ヒマを弄ぶのは苦痛である。
何かやっている方が全然マシだ。嫌な仕事や気に入らない事はしたくない。
けれどお金を貰うために我慢して続けている。
去年の4月からポストが変わり負担の掛かる職に就いた。
毎朝、特にここ最近の目覚めが異常に悪い。
5:30ぐらいにトイレで目を覚ますのだが、そこから変な寝汗をかいていたり決まった目覚まし時間になるのが苦痛で仕方がない。
いつか起きれなくなるのではと思っているが、今のところ起き上がり朝食を摂り会社に行っている。通勤は地下鉄。地下鉄は暗くて好きじゃない。けど10分足らずで着くので問題はない。
今朝は快晴で暖かくもなってきたので比較的いい朝だった。
しかし朝イチでの打ち合わせあたりからしんどくなってきた。
あまり意見の合わない人物との打ち合わせのためか。そこでぐんと疲れが出てきた。
打ち合わせ終了後にクライアントから急ぎの案件が入り資料の作成。
本当は打ち合わせ後にウェビナーが入る予定であったが、資料作成を優先しウェビナーには参加できず。
興味のある題材であったので残念ではあったが仕方あるまい。
資料作成後は、すぐに大阪まで会議があったので準備し会社を出た。
この辺りから身体が異常に重くなってきた。精神的な不安定から来る身体の重さだ。
嫌なタイミングで出てきたなあと思いながらも昼食を摂る。食欲はあるものの身体は重い。
阪急電車に乗り込み少し寝ようかと。寝たらリセットされる事が多いのでそれに期待した。
少し寝れたがリセットはできず。重い身体はより重く。上手く足が前に出ない感じだ。
大阪に到着する時間が少し早かったので、行きつけのCDショップに行ってみた。会議場所とは反対方向ではあったがリフレッシュしたいと思ったからだ。しかし足は重く気分も相当に暗い。いつもはワクワクしながらCDやレコードを眺めるのが至福の喜びなのだが、このままでは目的地に着くのかさえ不安に感じ、早々に切り上げて目的場所である会議場へと向かった。
向かう足はさらに重く精神状態が悪い。
いつも嫁さんに愚痴ったりしないのだは、LINEで「今日はあかんわ。鬱っぽい。しんどい。」と送った。
こんな事を今まで送った事はないが、誰かに聞いて欲しかった。
会議が終わり嫁からの返信をみたら、
「心療内科に受診しよう。」だった。。。
そんな事じゃなくて「無理しないで」とか「早く帰っておいで」とかを望んでいた。
なんか更に絶望的な気分になった。
こうしてこうして、誰にも分かってもらえずに最悪な事態に陥る人が出てくるのかなあ。
そんなことを考えながら、次は夜の会食場に向かった。
仕事は立て続けにあって早く帰りたかったけど、こんな日に限って上手くはいかない。
会食は5名のメンバー。顔見知りだが初めてお酒を交わすメンバーだった。
一応、歴史のある会で私も過去に何度か出席したことはある。
寂しいというか、うちの業界の業績が悪いからか暗いはなしが続いた。
一応、私の部下も同席していたので、こんな未来が見えない話を聞かせるのは嫌だなと感じながらいた。
何か本当に上手くいかない時はいかない。
そんな時は何もしないに限るのだが、会社員で仕事があって暗い未来が待っていて。。。
そんな中で「よし!頑張るで!」とはいかない。
なんか早く帰ってお酒を飲んで、布団にくるまって眠りたい気分だ。
本屋でユーチューバーのヒカルの本が積まれていた。
何気に読んでみると、「文章をいっぱい書け。毎日1,000文字を目標に」とあった。
そうや、やはりアウトプットは大事やわな。書いていたら文章力は自然に身につくし考え方を整理できたり、会話術も磨けるんやなと思った。
まさかヒカルの本に励まされるとは笑
人気ユーチューバーだけあって説得力はある。真似は中々できひんけどね。
家に帰ると特に嫁から何を言われることもなく普通だった。
少しは心配なのか口数は少ない。
嫁と言っても赤の他人やしね。何かを期待するのは止めておこうと思う。
自分が望んでいる言葉が言える人って中々巡り会えないかもな。
人は分かり合えない事を分かりあう生き物なのだ、仕方がない。
明日も少し憂鬱な仕事が待っている。
乗り気は一切ないし、絶望しかない。
こんな仕事を続けていていいのだろうか。
多分、というかやっぱりダメだわな。25年も働いてきたのにな。
どこでどう歯車が狂ったのか?コロナはこの最悪の状態を加速させたのは言うまでもない。
そんな中でも業績を伸ばす会社もない事はない。目指したいけど目指せれないのは何故なのか?
そんな事を自問自答しながら、私の事を慕ってくれている僅かな仲間と最後の大仕事を楽しくやってみたい。
そんなに長くはない。少しでも笑って仕事がしたい。
いつか笑える日。。。
あ!チャボさんに本のタイトルだ!
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