スライダーズ　トリビュート盤発売！　

ストリートスライダーズが復活する。

それも日本武道館で復活だ。

何ともこんな楽しみをこの歳になって感じるなんて。５０代のファンはみんな同じ気持ちではないだろうか。ワタクシは解散後のスライダーズのメンバーを追いかけ始めたのは解散して１０年近く経ってからだ。YouTubeなんかでハリーの存在や、麗蘭で蘭丸の活動は当然追いかけていたけど、スライダーズが好きだった頃に比べるとトーンダウンしていた。

蘭丸はチャボ好きの延長だったし、磔磔という聖地もあって聴き込んでいた。しかしハリーに関してはどんどん遠い存在になりつつあった。

ハリーの唯我独尊な雰囲気がたまらなく好きだ。ソロでのスタジオ・アルバムはどんどん内へ内へといった。もう歌詞なんて深すぎるので難解になっていった。もう１０年以上は新作のソロ・アルバムはリリースされていないけど、この復活を機に新曲を聴いてみたいものだ。ちなみに病気前はライブ盤は年１ペース、でリリースされてます。

JOY-POPSでの復活劇も興奮したが、どうしてもJOY-POPSを聴くとスライダーズ演ってよ！って事になる。事実、どこかの会場でそれを望む野次が飛んだとかいないとか。それを聞いた蘭丸が激怒したというエピソードもあった。JOY-POPSでは全国津々浦々ライブを決行した。ワタクシも磔磔（京都の老舗ライブハウス）、オハラブレイク（フェス）、ビルボード大阪の3ヶ所で観ることができた。待ち侘びた二人の共演ですからね。でもやはり、この二人は長くは一緒に入れないのか、ツアー中に大喧嘩したという噂も聞いた（笑）もうこれで修復出来ないのでは？なんてこともあったらしいが、気を取り直して新たなツアーを決行！というタイミングでコロナ禍に突入。そしてハリーの体調不良のアナウンス。このハリーの体調不良のアナウンスは、忌野清志郎の時と重なってしまって嫌な予感しかなかった。あ、そうか、清志郎も武道館で完全復活祭してたな。いやいや、ハリーはJOY-POPSで復活祭したもんな！大丈夫だ！

そして今回のトリビュート盤の発売。本日、我が家に到着いたしました。

デカい！

スライダーズがこんな豪華な箱に入って２０２３年の現代に我が家に訪れるなんて…

箱の内容なのだが、

On The Street Again -Tribute & Origin-【完全生産限定盤】

【完全生産限定盤】B4サイズスペシャルBOX仕様

[CD 2枚組]
・Disc 1：The Street Sliders Tribute
・Disc 2：The Street Sliders Origin

【付属品】
・7 inchサイズ紙ジャケット
・ブックレットカード
・完全復刻「SLIDERS GIG ’84」ツアーパンフレット：（B4サイズポスター20枚セット）
・40th Anniversaryアクリルブロックオブジェ（サイズ：100×148×15mm、重量：265g）
・CD購入者限定ライブ“SPECIAL PREVIEW GIG”応募シリアルナンバー封入

まずこの仕様の肝は、

「CD購入者限定ライブ“SPECIAL PREVIEW GIG”応募シリアルナンバー封入」です！

このBOXを買う人はこれが目当てでしょう！というか、これが目当てじゃなかったら、通常盤でも良いかもです。いやいやファンなら、またはコレクターなら必須かも知れないか。

しかし「ブックレットカード」ってただの歌詞カードが、ほんまにカードになってるだけ。むしろ読みにくい。普通の歌詞カードがいいのだが、なぜか7 inchサイズ紙ジャケットしてるもんだからこんな中途半端な仕様になってしまったんだろう…。なのでCDを取り出すときジャケットが7 inchサイズなんで、CDがゆるゆる状態なんよね。さっさとMacBook Airに取り込んで仕舞いました。

そして完全復刻「SLIDERS GIG ’84」ツアーパンフレット。これも中途半端でどっちが上か下かわからん代物だった。貴重な写真なんで若かりし頃のメンバーを見るのはノスタルジーに浸れていいんやけどね。まあ１回見たらいいかな（笑）

40th Anniversaryアクリルブロックオブジェ

これもねえ。ずっしりと重量感はありました。写真も綺麗だし雰囲気もあります。けど要らんかなあ。これがツアーグッズにあっても買わへんと思う（笑）強制的に付いて感じやな。けど単価は高そうかも。

そんなケチを付けていますが、このBOXの豪華さとか昔の写真はほんとに格好いい。蘭丸は美形だったんだなと（笑）とにかく皆んな若いし初々しい。チンピラ感もありファーストからサードアルバムに掛けてのメンバーの佇まいが拝めます。

で、楽曲は

トリビュート盤が今回の目玉です。

1. Let’s go down the street　　The Birthday
2. Boys Jump The Midnight　　ザ・クロマニヨンズ
3. EASY ACTION　　ALI
4. 愛の痛手が一晩中　　YONCE(Suchmos)
5. TOKYO JUNK　　GEZAN
6. 風が強い日　　仲井戸麗市
7. マスターベイション　　中島美嘉
8. Special Women　　渡辺美里
9. ありったけのコイン　　斉藤和義
10. かえりみちのBlue　　Ｔ字路s
11. 道化者のゆううつ 　　SUPER BEAVER
12. のら犬にさえなれない　　エレファントカシマシ

まず「The Birthday」

重いギターから入るこのアルバムに相応しいオープニング曲だ。フジイケンジのギターは良いよね。チバさんも良いギタリスト見つけたと思うよ。藤井兄弟は天才ギタリストだわな。

そして続くのがクロマニヨンズの「Boys Jump The Midnight」シンプルのクロマニヨンズらしい曲に仕上がっています。ALIの「EASY ACTION」が全編英語だったので最初、よくわからんかった。

その他、チャボさんの「風が強い日」は秀逸過ぎで風格ありまくり。久しぶりに渡辺美里を聴いたぞ！当時のEPIC SONYの看板アーティスト同士やもんね。とりを飾るのがエレカシで「のら犬にさえなれない」こうきたか！って感じでね、なんか泣ける曲になっていた。ミヤジの上手さは単にシャウトしているんじゃなくて、実にしっとりとも唄えることなんよな。

相対的によく出来たトリビュート盤だと思います。これ単体でリリースしても売れないかも（笑）だからこう言う「箱」にするのが良いんやろね。何回か聴いてそれを感じました。やはり通常盤よ離、このBOXを買って復活劇を楽しむ…いや復活祭やね。

そしてDisc2のOriginです。

01.風が強い日
02. Boys Jump The Midnight
03. Special Women
04. EASY ACTION
05. カメレオン
06. Baby, 途方に暮れてるのさ
07. 道化者のゆううつ
08. Blow The Night!
09. のら犬にさえなれない
10. マスターベイション
11. TOKYO JUNK
12. Let’s go down the street
13. 愛の痛手が一晩中
14. ありったけのコイン
15. かえりみちのBlue
16. On the Road Again

無難な曲が収まっています。これきたか！って目玉はありません。

オープニングが「風が強い日」で始まるのが彼等らしい…

ん…しかしこの選曲はスライダーズのメンバーがどれだけ関わっているんだろうか？

トリビュート盤は一切関わっていないのはよく分かる（笑）

さあ、あと少しで日本武道館だ！その前に豊洲！当たるのか（笑）